王都での騒乱を乗り越え、“古楽の迷宮”へ再潜入!風の精霊との再会を目指し、ダンジョン奥深くで新たな出会いと驚異に挑むキジトラ猫ルークの快適かつ刺激的なチート生活、第7巻登場!
『我輩は猫魔導師である~キジトラ・ルークの快適チート猫生活~7』は、猫神信仰研究会原作、イラスト・ハム氏によるサーガフォレスト刊の第7巻です。2025年5月15日に一二三書房からB6判・約304ページで発売されました。前巻で王都の騒動を収めたルークは、一度は故郷リーデルハイン領へ戻り、ゆったりトマト様のお世話に専念しようと考えていましたが、思わぬ情報が舞い込みます。
あらすじ
王都―オルケストラで、ルークが世話をする公爵家の若き後継者ロレンスを送り届けた帰路のことでした。彼が聞きつけたのは、オルケストラ地区の地下深くに潜むというダンジョン『古楽の迷宮』の噂です。その最奥には、かつて大恩を受けた“風の精霊”と再会できる精霊の祭壇が存在すると伝えられ、ルークは再びチート猫の冒険心を抑えきれなくなります。
ダンジョン探索に付き合う形でロレンスも同行を志願し、2人+トマト様で挑む古楽の迷宮。探索途中、奇妙な魔石や古代の旋律を奏でる仕掛け、さらには新たな精霊種との遭遇が待ち受けています。かつての無双劇とは一線を画す、トラップ仕掛けや多層構造による緊張感あふれるダンジョン攻略譚が展開。最深部では思いもよらぬ陰謀の影が蠢き、ルークの知恵とチート魔導師スキルが存分に試されることに――。
主な登場キャラクター
- ルーク(根来海人):チートな猫魔導師。飄々とした態度の裏で圧倒的な魔力を誇り、仲間を守るためならどこまでも潜る冒険心を持つ。
- ロレンス公爵:王都の次期国王候補。ルークとの信頼関係は深く、ダンジョン探索にも積極的に参加する好奇心旺盛な青年貴族。
- トマト様:ルークが仕える謎多き精霊。見た目は小柄ながら、ルークを導く助言と癒しをもたらす存在。
- 風の精霊:大恩あるかつての仲間。再会を切望するルークの動機となるキーキャラクターだが、その真意には秘密が隠されているらしい。
本巻の見どころ
- 精緻なダンジョン設計:古代音楽をモチーフにした多重トラップ、階層ごとに異なる環境変化など、読者を引き込む凝った仕掛けが満載です。
- チート魔導師の駆け引き:強力な魔導師スキルでモンスターを一掃するだけでなく、トラップ解除・精霊交渉・罠の逆利用など、戦略性の高い描写が充実しています。
- 新精霊との邂逅:風の精霊以外にも、新たに登場する上位精霊との出会いが、物語に神秘的な厚みと次巻への伏線を与えています。
- ロレンスとのコンビネーション:貴族らしい礼節と冒険者らしい無鉄砲さが交錯する名コンビの掛け合いは、シリアスな展開の中にも和やかな笑いを提供します。
製品情報
- 著 者:猫神信仰研究会
- イラスト:ハム
- レーベル:Saga Forest(サーガフォレスト)
- 出版社:一二三書房
- 発売日:2025年5月15日
- 判型/頁数:B6判・約304ページ
まとめ
第7巻では、ルークのダンジョン攻略譚が大きく深化。トラップ満載の“古楽の迷宮”で繰り広げられる緊張感あふれる探索シーンや、風の精霊との再会をめぐる切ないドラマが読みどころです。チート魔導師としての活躍はもちろん、新キャラクターの精霊やロレンスとの絆も深まり、シリーズ屈指の充実度を誇る一冊に仕上がっています。異世界の謎と冒険を愛する読者は、ぜひこの快適かつ刺激的な猫生活をお見逃しなく!