伝説の＜十字傷＞に秘められた真実が、今、明かされる――。 『るろうに剣心 最終章 The Beginning』。人斬り抜刀斎が、愛する人と出会い、不殺（ころさず）を誓うまでの壮絶な物語。佐藤健が演じる剣心の原点が、ついに描かれる。
「なぜ、彼は不殺を誓ったのか」
その答えは、すべての始まりにありました。
人斬りとして恐れられ、緋村抜刀斎と呼ばれた男の過去。それは、愛と裏切り、そして悲劇に彩られた、知られざる物語でした。映画『るろうに剣心 最終章 The Beginning』は、シリーズの原点にして終点。剣心に刻まれた＜十字傷＞の真実が、ついに明らかになります。
最強の人斬りと、謎の美女
動乱の幕末。新時代を築くため、人斬りとして暗躍していた剣心。その冷酷な刃に、一人の女が立ちはだかります。彼女の名は雪代巴（ゆきしろともえ）。人斬りの現場を目撃し、口封じのために剣心に側に置かれることになった巴は、やがて剣心の心を溶かす、かけがえのない存在となっていきます。
しかし、二人の間に芽生えた愛は、あまりにも悲しい運命をたどることになります。過去の因縁が二人を追い詰め、剣心は、人生最大の選択を迫られます。
息をのむ、壮絶なアクション
今作のアクションは、これまでのシリーズとは一線を画します。それは、「人斬り」としての剣心の戦いです。
- 静と動のコントラスト: 無駄な動きを一切排除した、冷徹な暗殺術。一瞬にして相手の命を奪う、美しくも残酷な剣技が描かれます。
- 圧倒的なスピード: シリーズを通しての代名詞である、超高速アクションは健在。剣心の「神速」が、スクリーンを駆け抜けます。
- 佐藤健、渾身の演技: 剣心の悲しみ、怒り、そして愛。その複雑な感情が、剣の動き一つ一つに込められています。
剣心というキャラクターの原点を描くために、佐藤健がすべてをかけて挑んだ、渾身の演技とアクションは、見る者の心を揺さぶります。
シリーズの集大成、そして感動のラスト
この映画は、シリーズファンだけでなく、初めて「るろうに剣心」に触れる方にも楽しんでいただけます。
- 壮大な世界観: 幕末の混沌とした時代背景が、圧倒的な映像美で再現されています。
- 深みのあるストーリー: 剣心の過去の物語は、彼の人生観、そして「不殺」の誓いへと繋がっていきます。
- 胸を打つ人間ドラマ: 剣心と巴、そして彼らを取り巻く人々との愛と葛藤が、丁寧に描かれています。
『るろうに剣心 最終章 The Beginning』は、ただの時代劇アクション映画ではありません。それは、一人の男の人生の始まりと、愛の物語です。