なぜ「呪い」は人を惹きつけるのか。歴史民俗学者が考察する呪術の系譜 空海VS修円、安倍晴明VS式神 日本の呪術 (MdN新書)

平安時代、貴族たちの望みをかなえるために存在した法師陰陽師。呪詛と呪術に生きた彼らは、どのような人々だったのか。歴史の闇に隠された呪いあう貴族の生々しい怨念とは何だったのか。平安時代の人々が頼った呪詛や呪術、法師陰陽師の役割から密教、天狗などさまざまな呪術者と呪術の系譜を解説。
かつての陰陽師ブームから、漫画『呪術廻戦』などフィクションにおける「呪い」の魅力を歴史民族学者が考察。

〈本書の構成〉
第1章 陰陽師の呪詛
第2章 呪詛を請け負う法師陰陽師
第3章 密教僧の呪詛
第4章 怨霊・悪霊になった密教僧
第5章 巫と法師陰陽師
第6章 奇妙な呪術者たちの奇怪な呪術
第7章 呪術の魅力

〈本書の内容〉
・安倍晴明の操る式神
・目的を果たせなかった式神の行方
・法師陰陽師の収入
・弘法大師による呪殺
・僧侶たちの目標だった空飛ぶ仙人
・人狗、天狗を祀る呪術者
ほか

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〈著者コメント〉
フィクションの世界のものと見られがちな呪術であるが、日本の歴史を振り返るとき、間違いなくそこには頻繁に呪術が登場するのである。
思いをかたちにする技術の一つとしての呪術は、紛れもなく日本史の重要な小道具の一つといえる。
呪術のない日本史も、呪術師のいない日本史も決して、日本の正しい歴史ではありえない。