図解 魔導書 (F-Files No.032) 単行本 魔導書の材料から目的、伝説的な魔導書作者や彼らの作品、さらには『ソロモン王の鍵』の内容まで

魔法や魔術に興味のある人はおそらく「魔導書」あるいは「グリモワール」という言葉を聞いたことがあるでしょう。『ソロモン王の鍵』や『レメゲトン』という名前を聞いたことがある人も多いかもしれません。しかし、魔導書に、どんなことが書かれているのか答えられる人は少ないのではないでしょうか。古い時代から多くの人々に読まれ、利用され、かつ恐れられていた、決して架空世界だけの存在ではない魔導書という書物を知る一冊です。

第1章 魔導書入門
魔導書とは何か?/魔導書は古代からあったのか?/ ソロモン王の名を持つ古代の魔導書/カバラの影響/ ルーン魔術の影響/魔導書の物質的材料/魔導書の利用者/ 印刷本と手書き写本/魔導書の目的/伝説的な魔導書作者/ エノク/モーセ/ソロモン王/聖キプリアヌス ほか

第2章 『ソロモン王の鍵』徹底解説
『ソロモン王の鍵』の内容/魔術の原理/ 惑星が支配する日と時間/儀式前の術師の注意事項/ 節制と断食の期間について/儀式前の入浴について/ 儀式を執行する場所/ペンやインクなどについて/ 羊皮紙の知識と葦のナイフ/生贄とその準備について ほか

第3章 有名な魔導書
レメゲトン(ソロモン王の小さな鍵)/ゲーティア/ ソロモン王の魔法円/アルス・テウルギア・ゲーティア/ アルマデルの術/名高き術/モーセ第6、第7書/ ホノリウス教皇の魔術/大奥義書(グラン・グリモワール)/ 悪魔宰相ルキフゲ召喚の準備/小アルベール/黒い雌鳥/ エロイム、エッサイム/ヘプタメロン/真正奥義書 ほか

第4章 現代の魔導書
エリファス・レヴィ/高等魔術の教理と祭儀/ 黄金の夜明け団/マグレガー・メイザース/ アレイスター・クロウリー/法の書/第4の書/ 神秘のカバラー/フィクションの魔導書/シグザンド写本/ サアアマアア典儀/無名祭祀書/エイボンの書/ 妖蛆の秘密/ネクロノミコン/ヴォイニッチ手稿 ほか
付録 ソロモン王のペンタクル一覧