夢のようなお金持ち生活のはずが…!? 絵本で楽しく学ぶ経済の仕組み – 「バブルが村にやってきた!」ペンギンさんは、腕のいい家具職人でしたが、いまはもう、引退しています。アニマル村に住むどうぶつたちは、助けあってくらしています。
いつもの村が、なんだか違う?
静かな田舎の村に、ある日突然、不思議な噂が流れ始めます。「隣の村で、土地の値段がどんどん上がっているらしい!」
村人たちは、最初は「まさか」と笑い飛ばしていましたが、噂は日増しに広まり、実際に土地を買い求める人が現れ始めます。
バブルの始まり
土地の値段は、瞬く間に2倍、3倍と跳ね上がりました。 村人たちは、「今しかない!」とばかりに、借金をしてまで土地を買い漁ります。
「これで、みんなお金持ちになれる!」
村全体がお祭り騒ぎのように浮かれ、高級車やブランド品を買い求める人が増えました。 遊ぶ金欲しさに、会社を辞めて株に手を出す人も現れます。
夢の代償
しかし、そんな日々は長く続きませんでした。 ある日を境に、土地の値段は下がり始め、株価も暴落。
借金を抱えた村人たちは、家や土地を手放さなければならなくなり、たちまち貧困に陥ってしまいます。
教訓
「バブルが村にやってきた!」は、バブル経済の仕組みと、それが崩壊する様子を、子供にも分かりやすく解説した絵本です。
この絵本で学べること
- バブル経済とは何か?
- なぜバブルは起こるのか?
- バブル崩壊の悲劇
- 健全な経済活動の重要性
こんな人におすすめ
- 小学生~大人まで、経済の仕組みを学びたい人
- お金の使い方について考えたい人
- バブル経済について知りたい人
著者
森永卓郎(経済学者)
イラスト
林ユミ