【悪役令嬢×SNS】『乙女ゲームの悪役令嬢に転生したけどフォロワーが布教してた知識しかない 3巻』!偏った”TL知識”で大暴走!ヒロインよし子の力も暴走し、世界がカオスへ!?

🚨 記憶はTL(タイムライン)だけ!偏りまくりな知識が世界を救うのか、壊すのか?
『乙女ゲームの悪役令嬢に転生したけどフォロワーが布教してた知識しかない』は、乙女ゲームの悪役令嬢マルグリットに転生した主人公が、バッドエンド回避のために奮闘するものの、頼れる知識が「前世フォロワーがSNSで呟いていた偏りまくりな感想」しかないという斬新な設定のコメディ作品です。
この第3巻では、マルグリットの偏りまくりな知識によって、正ヒロインのよし子や攻略対象キャラクターたちとの関係が少しずつ打ち解けてきた矢先、ある出来事によって二人がすれ違い、物語は急展開を迎えます。
「嫌われた」と思い込んだよし子が、持つべき「導きの乙女」の力を暴走させてしまい、乙女ゲームの世界全体が大変なことになってしまうのです!前世のSNSを頼りに異世界を奔走してきたマルグリットは、この世界を揺るがす危機から大団円を迎えられるのでしょうか!?
🤯 特徴:TLネタの共感度と世界崩壊の危機
本作の最大の魅力は、「SNSフォロワーの偏見に満ちた呟き」という、誰もが共感できる(あるいは身に覚えのある)現代的な知識を、異世界ファンタジーに持ち込んだことによる予測不能なコメディ展開です。
- 偏り知識の限界と暴走: マルグリットが頼りにするのは「このキャラは実は腹黒」「このシーンはエモい」といった断片的な感想のみ。具体的な攻略情報がないため、彼女の行動は常に的外れでテンパり気味です。その結果、本来のストーリーラインを大きく逸脱し、攻略キャラたちはますます彼女に夢中になり、正ヒロインのよし子は妙に懐くというカオスな状況が生まれています。
- よし子の「力」の暴走: この巻の核心は、ヒロインよし子の「導きの乙女」の力の暴走です。マルグリットに嫌われたという絶望的な勘違いから、乙女ゲー世界そのものが危機に瀕するという展開は、コメディ要素の中に潜むシリアスな世界観を一気に表出させます。このギャップと危機感が、読者を物語に引き込みます。
- Kindle特典イラストの癒し: 本編のドタバタとシリアスの狭間で、Kindle特典として収録される描き下ろしイラストは、一服の清涼剤です。マルグリットたちの可愛らしい姿は、激しい展開の中でも読者に「頑張れ!」とエールを送るような癒しを与えてくれます。
😫 感想:フォロワー知識で世界救えるか!?
私はマルグリットの「記憶を辿るも、TLで埋め尽くされている」という状況に、現代人の悲哀と共感を覚えずにはいられません。彼女の必死な表情と、偏った知識で突っ走る姿は、笑えるけど切ない、独特の魅力があります。
特に3巻は、マルグリットの頑張りが裏目に出てしまい、世界規模の危機へと繋がるという、これまでのほのぼのとしたコメディ展開から一転、物語のクライマックスへと向かう緊張感がたまらないです。
この「SNS知識」という現代的なメタ要素を最大限に生かし、シリアスとコメディを往復する悪役令嬢転生ストーリーは、テンポの速いギャグが好きな読者、そして悪役令嬢ものに飽きてきた人にこそ強くお勧めしたい一冊です!






















