【税金と昆虫、意外なつながり？】『納税、のち、ヘラクレスメスのべつ考える日々』。税金に追われる日々から、ヘラクレスオオカブトの飼育に夢中になった著者のユニークな思考法を綴る異色のエッセイです。人生の楽しみ方と日常の小さな発見を見つける、笑いと学びの一冊。

「なぜ、私は税金を払い、カブトムシを育てるのか？」

あなたは、日々の生活の中で「なぜ、こんなことをしているんだろう？」と考えたことはありませんか？会社の仕事、家の家事、そして、納税。どれも当たり前のようにやっているけれど、そこに「意味」を見出すのは難しいものです。

そんな日常のルーチンに、突然、「ヘラクレスオオカブトのメス」という、まったく異なる存在が入り込んできたら…？

この本『納税、のち、ヘラクレスメスのべつ考える日々』は、税金に追われるごく普通のサラリーマンが、ふとしたことからヘラクレスオオカブトの飼育にハマり、その過程で、人生の不思議さ、そして奥深さを再発見していく、ユニークな思考エッセイです。

納税とカブトムシ、二つの世界から見える真実

この本の最大の魅力は、一見まったく関係のない二つのテーマが、著者の独特な視点によって結びつけられていくところです。

納税: 誰もが面倒だと感じる納税。しかし、著者は、その複雑な手続きや仕組みの中に、社会のルールや人々の営みを見出します。
ヘラクレスメス: 地味で目立たない存在と思われがちなヘラクレスオオカブトのメス。しかし、その地道な活動の中に、生命の尊さや自然の神秘を発見します。

著者は、この二つの世界を行き来する思考を「のべつ考える」ことで、日常の当たり前の中に潜む「本質」や「面白さ」を見つけ出していきます。