【オールカラー×日本数学会出版賞受賞】『普及版 数の悪魔―算数・数学が楽しくなる12夜. / 算数なんて怖くない』―数学嫌いを一変させる夢の教室で、夜ごと現れる数の悪魔が、1や0、素数、パスカルの三角形など不思議な数の世界へあなたを誘う珠玉の入門書!
『普及版 数の悪魔―算数・数学が楽しくなる12夜. / 算数なんて怖くない』は、日本数学会出版賞を受賞した、オールカラーで仕上げられた魅力的な数学入門書です。数学や算数が苦手だったり、退屈だと感じている人々に向け、夢の中で現れる個性的な“数の悪魔”が、数学の不思議と楽しさを分かりやすく語るというストーリー仕立てになっています。物語の主人公は、数学嫌いの少年ロバート。彼は、夜ごと夢の中に現れる小柄で風変わりな老人―数の悪魔―によって、1や0の魔法、素数の秘密、さらにはパスカルの三角形やフィボナッチ数、そして無限の概念といった数学の基本原理を体感的に学んでいきます。
本書の最大の特徴は、なんと言ってもその「見やすさ」と「親しみやすさ」にあります。全12夜という構成は、一話完結型の短編エピソードで、読むたびに数学の新たな側面や驚くべき事実が明かされる作りとなっているため、読者は飽きることなく、段階的に数学の奥深さに触れることができます。たとえば、第1夜「1の不思議」では、数字の基本である1の概念が語られ、第2夜「0はえらい」では、無の概念とその革新的な意義について触れられます。これらのエピソードは、学校での堅苦しい授業とは一線を画し、物語性とイラストの助けを借りながら、まるで夢の中で数学を体験しているかのような感覚をもたらしてくれます。
また、色鮮やかなオールカラーの挿絵は、視覚的な楽しさを提供するとともに、抽象的な数学的概念を直感的に理解させる重要な役割を果たしています。イラストは、数の魔法や規則性、そして時には不思議なパターンを鮮明に描き出し、読者が目で追えるストーリーに仕上げています。これにより、算数や数学が「難しい」「堅苦しい」という従来のイメージを覆し、むしろ「楽しい」「わくわくする」と感じさせる力を持っています。
本書は、10歳前後の子どもたちに向けた内容でありながら、大人も再読すれば新たな発見がある、奥行きある作品です。実際、読者からは「数学嫌いが治った」「学校の授業だけでは味わえない数の魅力を再発見できた」といった高評価の声が寄せられており、子どもだけでなく、保護者や大人にも広く支持されています。さらに、謎解き要素や頭の体操としての側面も持ち合わせており、次の日には友人や家族に「こんな面白い数の秘密があるんだよ」と自慢したくなるような仕掛けが随所に見受けられます。
加えて、本作は数学の専門書とは違い、初心者でも手軽に読み進められる工夫が随所に施されています。難解な数式や専門用語に煩わされることなく、夢物語のようなストーリーと、楽しい会話形式の文章で、数学の基礎から応用までがスムーズに理解できるようになっています。実際、数学に苦手意識を持っていた多くの読者が、この本によって「算数なんて怖くない」という前向きな姿勢へと変わったとの報告も多く、数学教育の新たな可能性を感じさせる一冊となっています。
このように、『普及版 数の悪魔―算数・数学が楽しくなる12夜. / 算数なんて怖くない』は、夢の教室で繰り広げられる不思議で魅力的な数学の冒険を描く、まさに“数学のエンターテインメント”です。読み終えた後には、あなたもまた数の世界に対する新たな好奇心と感動を抱き、これまで敷居が高いと思っていた算数・数学が、実はとても身近で、楽しく学べるものであると実感することでしょう。数学への苦手意識を打ち破り、数の不思議に包まれる素晴らしい体験を、ぜひあなたも味わってみてください。