クビにされた主人公の実家に元同僚たちが全員ついてくる問題作の第2巻が登場。追放系ライトノベルの常識を覆す怒涛のコメディ展開と、予想を裏切る執着心の強さに中毒者が続出。一度読んだら頭から離れない驚異の話題作を今すぐチェック。

パーティーを追い出された主人公が実家に戻ると、なぜか追い出したはずのメンバーたちが全員背後にぴったりついてきていたという、あらすじの時点で強烈なインパクトを放つコミカライズ作品の第2巻です。

よくある追放系の物語では、追い出された主人公が新しい土地で無双したり、残された側が自滅していったりするのが定番のパターンです。しかしこの作品は完全にその斜め上をいきます。主人公をクビにしたはずの元仲間たちが、まるで最初から離れる気などなかったかのように、当たり前の顔をして実家までついてきてしまうのです。この異常なまでの執着心と、どこか噛み合わないキャラクターたちの距離感が絶妙な笑いを生み出しています。

第2巻では、その奇妙な共同生活がさらに加速します。主人公の実家という極めてプライベートな空間に、個性の強すぎる元メンバーたちが居座ることで起きるトラブルの数々は、予測不能でページをめくる手が止まりません。それぞれが内に秘めている主人公への屈折した感情や、絶対に離れたくないという強い意志がコミカルに、かつ少しだけ不穏に描かれており、読者を飽きさせない工夫が凝らされています。

作画のクオリティも非常に高く、キャラクターたちの豊かな表情や、シュールな状況の視覚的なおもしろさが最大限に引き出されています。言葉では言い表せないシュールな空気感や、緊迫感とギャグの絶妙なバランスは、漫画という表現だからこそ100パーセント活きています。

ライトノベル原作のコミカライズは数多くありますが、ここまで展開が読めず、なおかつ独特の心地よさを感じる作品は滅多にありません。王道のファンタジーに少し飽きてきた人や、一風変わった人間関係のドラマを楽しみたい人には、確実におすすめできる1冊です。実家という逃げ場のない空間で繰り広げられる、元仲間たちとのドタバタ劇をぜひその目で確かめてみてください。おもしろさは間違いなく保証します。