【決戦勃発！】魔王リムルVS強欲に囚われた友、ユウキ！緊迫の30巻は混沌の渦へ！ミリムは混沌竜のもとへ、マリアベルは暗躍継続…！多面同時進行の戦局を突破せよ！スライムが世界の命運を握る、超絶バトルファンタジー！
友を救うか、敵を討つか— 感情と力が激突する、魔王リムルの究極の選択！
魔王たちの宴（ワルプルギス）を乗り越え、魔王の一角として名実ともに世界に認められたリムル＝テンペスト。彼の築く魔国連邦（テンペスト）は、人魔共栄圏という理想へ向けて着実に歩みを進めていた。しかし、その平和の歩みを阻む影が、ついにリムルの目の前に立ちはだかる。
『転生したらスライムだった件』第30巻は、これまで幾度となくリムルの前に立ち塞がってきた「もう一人の日本人」にして、自由組合の総帥、ユウキ・カグラザカとの、避けることのできない激突から幕を開ける。
現在、ユウキは、ロッゾ一族の黒幕であるマリアベルのユニークスキル「強欲者（グリード）」に支配され、リムルの敵として立ちはだかっている。かつては、シズの教え子という共通の過去を持ち、互いに理解し合えると思っていた友、ユウキ。リムルにとって、彼との戦いは、単なる力の勝負ではない。それは、「友を打ち倒すべき敵」と見なすのか、それとも「強欲者の支配から解き放つべき仲間」として救済の道を探るのか、という究極の選択を迫られる戦いとなる。
リムルは、ユウキの持つユニークスキルと、それに上乗せされた「強欲者」の支配力を前に、どうすればユウキを傷つけずに解放できるか、苦悩しながら苛烈を極める戦闘を展開する。その知略と魔王の力を駆使した戦いの行方は、物語の大きな分岐点となるだろう。
しかし、戦況はリムルとユウキの一対一に留まらない。この巻は、複数の戦局が同時進行で展開する、極めてスリリングな構成となっている。
最強の魔王の一人、ミリム・ナーヴァは、突如として姿を現した「混沌竜（カオスドラゴン）」のもとへと向かう。世界の秩序を揺るがしかねないこの未知の存在とミリムの接触は、一体何を意味するのか？ミリムの予測不能な行動が、今後の世界情勢に決定的な影響を与える予感が漂う。
一方、ユウキを支配し戦いの渦を作り出した張本人、マリアベルは姿を晦ます。彼女がどこで何を企んでいるのか、その行方は謎に包まれたまま、物語に不気味な緊張感を与え続けている。彼女が次に仕掛けてくる「奥の手」は、ユウキとの戦いを終えたばかりのリムルに、さらなる窮地をもたらすかもしれない。
緊迫のバトル、複雑に絡み合う思惑、そして「魔国連邦」の未来。リムルはこの多面的な危機を、その圧倒的な力と、仲間を想う優しさ、そして持ち前の「スライムらしい」知恵で突破できるのか？
世界の運命と友との絆を天秤にかける、魔王リムルの覚悟と進化を見逃すな！『転生したらスライムだった件（３０）』は、物語が新たな局面に突入する、ファン必見の必読巻だ！