【ハーバード&ジュリアード卒の才能】 廣津留すみれが幼少期から大切にした11曲!クライスラーへの愛と知的な感性が響き合うソロ・アルバムで音楽の原点へ!ヴァイオリンの奥深さに心が揺さぶられる極上体験をあなたに。

ヴァイオリニスト・廣津留すみれの最新ソロ・アルバム『11 STORIES』は、単なるクラシックアルバムではありません。それは、彼女自身の音楽人生のルーツと、ヴァイオリンという楽器への深く純粋な愛情が詰まった、11篇の「音の物語」です。
ハーバード大学とジュリアード音楽院という世界最高峰の学府を卒業し、多方面で活躍する彼女が、なぜ今、この11曲を選んだのか。その答えは、彼女が幼少期からずっと大切に弾き続けてきたレパートリーを中心に構成されているという事実にあります。特に、クラシックの巨匠フリッツ・クライスラーの作品が多く収録されており、その洒脱で情感豊かなメロディが、廣津留すみれの誠実かつ知的な音楽解釈によって、新たな光を放っています。
アルバムを聴き始めると、まるでクラシックの名画ギャラリーを歩いているような、贅沢な気分に浸れます。「ウィーン小行進曲」の軽快なリズムに心が躍ったかと思えば、「ロンドンデリーの歌」では、アイルランドの広大な景色と、切ないノスタルジーがヴァイオリンの音色に乗って胸に迫ります。
特に注目したいのは、イザイの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番「バラード」や、誰もが知る名曲サラサーテの「ツィゴイネルワイゼン」です。ヴァイオリン一本で深い世界を描き出すイザイの作品、そして情熱的で技巧的なサラサーテの作品は、廣津留すみれさんの持つ演奏家としての技量と表現力の幅広さを、存分に味わうことができます。
そして、ピアノの河野紘子さんとの長年にわたる共演による緻密な対話も、このアルバムの深みを支えています。ヴァイオリンとピアノが、まるで恋人同士のように寄り添い、時には激しく語り合うアンサンブルは、聴く人の感情を深く揺さぶります。
このアルバムは、クラシックに詳しくない人でも、一度は耳にしたことがある名曲が選ばれているため、クラシック音楽への最高の「入り口」にもなります。
廣津留すみれさんの「Hatch Music」(孵化を意味する)という新レーベルからのリリースは、彼女の音楽の新しい可能性に挑戦し、殻を破って飛び出していくという強い決意を象徴しています。このアルバムは、単なる演奏を超え、一人のアーティストの原点と、未来への飛躍を感じさせてくれる、非常に感動的な一枚です。





















