おっさんと文鳥、再び異世界へ!今度の舞台はダンジョン!工事現場から繋がった太古の遺跡で、今日も二人は人生を謳歌する。

おっさんと文鳥の最強コンビが贈る、大人気シリーズ最新刊『佐々木とピーちゃん 11 大冒険! 異世界でダンジョン攻略、はじめました ~工事現場から太古に滅亡した文明の遺跡が出土しまして~』が登場!

主人公は、社畜として働く日々を送る中年男性・佐々木。そして、彼がペットとして飼っている文鳥の「ピーちゃん」こと、異世界からやってきた高名な賢者様。二人は、異世界と現代日本を行き来しながら、スローライフを満喫していました。しかし、その穏やかな日常は、ある日突然、大きな変化を迎えます。

佐々木が務める会社の工事現場から、なんと太古に滅亡した文明の遺跡が発見されたのです。その遺跡は、異世界と現代日本を繋ぐ、新たなダンジョンへの入り口でもありました。

「異世界でダンジョン攻略」という、誰もが一度は夢見るようなシチュエーションに、佐々木の冒険心がくすぐられます。しかし、彼は単なる冒険者ではありません。彼は、会社にバレないように、そして誰にも迷惑をかけないように、あくまでも「趣味」としてダンジョン攻略を始めます。

ピーちゃんは、相変わらずその賢者としての知識と魔法で、佐々きをサポートします。ダンジョン内には、これまでに見たこともないような魔物や、強力なトラップが待ち構えています。しかし、佐々木の現代日本の知識と、ピーちゃんの異世界の魔法が組み合わさることで、どんな困難も乗り越えていきます。

この物語の最大の魅力は、「おっさん」と「文鳥」という異色のコンビが生み出す、独特のユーモアと温かい空気感です。ダンジョンを攻略する中でも、二人の軽妙なやり取りや、お互いを思いやる絆は健在です。佐々木は、ダンジョンで手に入れたアイテムを現代日本で売却し、さらなるスローライフの充実を目指します。

また、今回はダンジョンが舞台ということで、物語はよりスリリングで冒険色が強くなっています。太古の文明に隠された謎、ダンジョンに潜む強力なボス、そして、ダンジョンの存在に気づき始めた現代日本の組織…。佐々木とピーちゃんの穏やかな日常に、再び緊張感が走ります。

この物語は、単なるファンタジーや冒険小説ではありません。それは、現代社会で疲れ果てた大人たちが、異世界での冒険を通じて、生きる楽しさや自由な心を取り戻していく物語でもあります。佐々木は、ダンジョン攻略という非日常を経験することで、日々の仕事や生活に対する見方を変えていきます。

「工事現場から太古に滅亡した文明の遺跡が出土しまして」というサブタイトルが示すように、現実世界と異世界が交錯することで生まれる、ユニークな設定が、読者の好奇心をくすぐります。

シリーズのファンはもちろん、これまでのシリーズを読んだことがない方も、この一冊から読み始めても十分に楽しめます。

さあ、あなたも佐々木とピーちゃんと一緒に、ダンジョンという新たな冒険の舞台で、最高の「人生」を謳歌しませんか?