「妹の代わりに死んでくれと言った初恋の人が、妹と結婚して戻ってきた――再会の真意が愛か裏切りか?書き下ろしSS付き、第7巻!全編完全書き下ろし!「あなたと出会う前にはもう戻れない」
孤独な令嬢・ルチアはかつて「妹の代わりに死んでくれ」と願ったほど愛した初恋の人、貴公子ロイドに妹を奪われた――そう思っていた。だが、結婚式の夜、彼女の前に「本当は君だけを愛していた」と告げて現れたのは、他でもないロイド自身だった。
ロイドはかつて妹との婚約を演じることで、ルチアの命を護る「仮面の婚礼」を選択していた。だが戦乱と宮廷の陰謀に巻き込まれ、ルチアとの想いを封印せざるを得なかったという――真相を語る彼の瞳には、今も深い後悔と未練が宿っている。
そんな彼の申し出は「再び、君のもとに戻りたい」という純粋な願いか、それとも新たな策略か。ルチアは心を揺さぶられつつも、彼を信じて真実を確かめる決意を固める。しかし宮廷には、二人の再会を許さぬ勢力が影を潜めており、美しい祝宴の裏で密やかな暗殺計画が水面下で進行していた。
本巻では、リビドー渦巻く宮廷政治、仮面舞踏会に潜む刺客の影、そしてルチアとロイドの「本当の想い」を試す数々の試練が描かれる。書き下ろし番外編SSでは、婚礼前夜の二人の秘密の逢瀬が、甘くも切ない筆致で明かされる。
著者・永野水貴は『このライトノベルがすごい!2024』単行本部門第1位を獲得した実力派。イラストはとよた瑣織が描く、繊細かつ情熱的なタッチが物語のロマンスと緊張感を高める。Celicaノベルスならではの美麗装丁と電子限定の描き下ろしイラストも注目ポイントだ。
シリーズ累計90万部突破のヒット作、第7巻は2025年5月1日電子書籍リリース。前巻までの伏線が巧みに回収されると同時に、新たな謎と恋の危機が幕を開ける。師弟恋愛ファンタジーの金字塔がついに核心に迫る一冊を、どうぞお見逃しなく!
こんな方におすすめ
- 初恋の切なさと宮廷ロマンスの緊迫感を味わいたい方
- 再会した二人の心の駆け引きに胸キュンしたい読者
- 『このライトノベルがすごい!』受賞作をまとめて楽しみたいファン
- 電子限定SSや書き下ろしイラストで世界観を深掘りしたい方
“あなたと出会う前には、もう戻れない”――その言葉が示すのは、悲劇か、それとも永遠の愛の誓いか。第7巻で明かされる真実は、読者の想像を超えるだろう。