【究極の選択! 国か、命か】『フロントライン』💥 小栗旬、松坂桃李ら豪華キャスト集結! 未知のウイルスと世論の激流に立ち向かう、最前線(フロントライン)の男たちの葛藤と決断を描く緊迫の医療ヒューマンドラマ!

誰も経験したことのない、命の最前線

豪華客船に突如として持ち込まれた、未知のウイルス。感染は瞬く間に広がり、船全体が、外部から隔絶された「命の最前線(フロントライン)」と化します。この極限状況下で、守るべきは「この国全体の安全」なのか、それとも「目の前の乗客の命」なのか。この問いを突きつけられ、ギリギリの決断を迫られる男たちの姿を描くのが、映画『フロントライン』です。

物語の軸となるのは、対立する二人の指揮官です。

一人は、DMAT(災害派遣医療チーム)の指揮官・結城英晴(小栗旬)。東日本大震災の修羅場をくぐり抜けてきた彼は、何よりもまず、目の前の人命を救うことを最優先とします。彼の眼差しは常に、恐怖に怯える乗客一人ひとりに注がれています。

対するのは、厚生労働省の役人・立松信貴(松坂桃李)。彼の使命は、「国内への感染拡大を食い止める」こと。つまり、国全体の安全保障が彼の最優先事項です。その冷静で冷徹とも見える判断の裏には、多くの国民の命を背負う重い責任があります。

船内と外部で戦う、二つの「正義」

船内には、彼らの他にも、自身の危険を顧みず奮闘する者たちがいます。

結城の東日本大震災からの戦友・仙道行義(窪塚洋介)は、指揮官である結城の意図を理解し、最も危険な船内へと乗り込み現場を統率します。また、岐阜に家族を残して駆けつけた医師・真田春人(池松壮亮)らは、物資が限られる中で、刻一刻と悪化する乗客の症状に、医療人としてのすべてを捧げます。

彼ら医療チームを支えるのは、乗客の不安を取り除こうと必死に奔走する船内スタッフの羽鳥寛子(森七菜)ら。それぞれの立場を超えて、「命を救う」という一つの目的に向かって協力し合う彼らの姿は、困難な状況下での人間の連帯の尊さを描き出します。

一方、船外では、事態を加熱させるマスコミの報道が世論を煽り立てます。上野舞衣(桜井ユキ)らジャーナリストたちの報道は、時に船内の乗客や医療チームへの不必要なプレッシャーとなり、事態をさらに複雑化させます。

created by Rinker
¥2,500 (2025/10/14 12:18:49時点 Amazon調べ-詳細)

究極の葛藤が、未来を決定する

この映画は、未知のウイルスという目に見えない脅威だけでなく、「集団の論理」と「個人の命」という、目に見えない正義の衝突を描いています。

結城と立松、対立する二人の男が、それぞれの「正義」と「責任」を胸に下す、重く、苦渋に満ちた決断。その決断の一つ一つが、乗客全員の運命、ひいてはこの国の未来を決定づけることになります。

『フロントライン』は、緊迫感あふれる映像と、実力派俳優たちの魂を削る演技で、私たち観客に「あなたなら、どちらを選ぶか」と問いかけます。全乗客乗員を無事に下船させるという困難なミッションに立ち向かう彼らの姿を通して、医療従事者の献身、そして危機における人間の本質を深く描き出す、必見のヒューマンドラマです。